POSデータとは?分析方法や一緒に使いたいID-POSデータも紹介

こんにちは、CCCマーケティングの営業担当です。

マーケティングについて調べていくうちにPOSデータというものがあることを知り、気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで、「売上アップに役立つらしいけれど、どういったものかよくわからない」「何ができるのか知りたい」という方のために、POSデータとは何か、どのようにマーケティングの分野で活用できるのか解説します。

【目次】
▼POSデータとは
▼POSデータの分析方法
▼POSデータの活用方法を事例から知ろう
▼ID-POSデータとは



POSデータとは

POSデータのPOSとは「Point of Sales(ポイント・オブ・セールス)」の略であり、「販売時点」を意味する言葉です。そのため、POSデータとは販売実績に関するデータをさします。

商品の単品管理に活用されていて商品の最小単位を指す「SKU(Stock Keeping Unit)」や、どの事業者による何の商品かを判別するために商品ごとに登録するコードである「JAN(Japanese Article Number)コード」などの情報を用いたデータであり、POSデータには商品購入時に読み取ったバーコードをキーに、商品名や購入時間、店舗、商品の値段、売れた商品の数などのデータを蓄積しています。

これらのデータは、店舗を訪れる生活者がどのような商品を購入しているのか、どのような商品と組み合わせて購入しているのかなどを把握することができるようになっています。

また、レジによっては購入者の属性を打ち込むボタンがついているものもあります。例えば、商品を購入した消費者が20代半ばくらいの女性だった場合、「20~29歳:女性」というボタンを押すことで、どの商品が何歳くらいの人に購入されているのかといった情報も同時に記録することが可能です。これにより「このお菓子は30代男性の購入率が高いものの、40代女性からは選ばれていない」などの購入傾向がわかります。

以上のことから、効果的に、効率よく販売を行っていくために欠かせないデータといえます。

 

POSデータの分析方法

POSデータはいくつかの分析方法があり、どの方法を選択するのかによってわかる事が異なります。代表的な分析方法であるABC分析、トレンド分析、RFM分析、バスケット分析についてご紹介します。
 

ABC分析

POSデータを参考にしながらA・B・Cの項目に商品を振り分け、売り上げアップを目指していく方法です。

振り分けの一例:販売個数
・A…売れ筋(売れている)商品。仕入れ数を増やす。
・B…それなりに売れる商品。現状のまま保留。
・C…ほとんど売れない商品。仕入れを減らし、その分Aを増やす。

売れ筋と死に筋を明確に判断することができるので、商品の在庫調整などがしやすくなります。上記例では商品の販売個数でA・B・Cの項目に振り分けましたが、他にも売上利益などの角度からも分析してみると、また違った結果になることがあります。
 

トレンド分析

商品によってどのタイミングで売れやすいかが異なるため、売れるタイミングを判断する際に役立つのがトレンド分析です。

トレンド分析の一例
・アイス…気温が高い日に売れやすく、8月が販売量のピーク
・おでん…気温が低い日に売れやすく、10月~11月が販売量のピーク

時期によってどのようなものが売れやすいのかを把握することにより、どの程度在庫を確保しておけば良いのか、仕入れる必要があるのかなどがわかります。
 

RFM分析

RFM分析のRFMとは、Recency(いつ購入したか)、Frequency(どの程度の頻度で購入するか)、Monetary Value(いくら購入したか)の頭文字を取ったものであり、これらのPOSデータをもとに、商品を購入した消費者をグループに分けて顧客分析する方法です。

例えば、頻繁に店を訪れてたくさん購入していく消費者は、何年も前に一度のみ少額商品を購入した顧客に比べると優良顧客だと判断できます。このように、Recency、Frequency、Monetary Valueそれぞれを、消費者ごとに優良顧客、一般顧客、見込み顧客、潜在顧客などに分けて各グループに合わせたマーケティング施策を行う方法です。

施策として、しばらく店舗を訪れていないお客さまに対してはメールでセールのお知らせを送る、購入金額の大きい優良顧客に対しては優待価格で商品を案内するなどの方法があります。

関連記事:RFM分析とは?使い方からメリット・デメリットまで詳しく解説
 

バスケット分析

商品が他のどの商品と組み合わせて購入されることが多いのか分析するのが、バスケット分析です。バスケット併買とも言われます。

例えば、Aの商品とBの商品が一緒に購入されることが多いという分析結果が出た場合は、それらをセット販売にすることによって更に売り上げを伸ばせる可能性があります。
他にも、一緒に購入されやすい商品は近くに配置するなどすればお客さまにとって便利に買い物ができる店舗を目指すことができるのです。

 

POSデータの活用方法を事例から知ろう

一般的にPOSデータは商品がどのように売れているのかをより深く調べるために使われます。
以下のような分析が可能です。

・売れ筋(売れている)の商品
・死に筋(売れていない)の商品
・商品が売れる・売りやすいタイミング
・組み合わせて販売しやすい商品
・ターゲットに好まれる商品

いずれも商品を販売する際に重要視したいポイントです。
どの商品をたくさん仕入れるのか、仕入れを控えるのかについては慎重な判断が必要ですが、勘だけで判断してしまうと失敗してしまうリスクが高いです。

その際にPOSデータを活用することにより、できる限り失敗を避け、売り上げアップを目指すことに繋がります。
また、POSデータを活用してさまざまな方向から商品開発やマーケティングを検討することにより、これまでとは違った取り組みをすることが可能です。

実際にどのような形で取り入れられているのか事例をご紹介します。
 

明確なターゲティングができたことにより販売数が拡大した事例

福岡県の老舗醤油屋「有限会社タケシゲ」が「博多ニワカそうす」という調味液の売り上げを3倍に伸ばした事例です。

もともと人気の商品ではありましたが、販売強化を目指し、この調味料を活用したレシピ本を製作して蔦屋書店の料理本売場で商品と一緒にプロモーション展開を行いました。その際に活用したのがCCCマーケティングのID-POSデータを使った分析とターゲティングです。

商品購入者のデータ分析のほか、購入者の性別や年齢だけではなく購入者の趣味・志向の現れやすい雑誌・書籍の購買データ分析を行ったところ、料理で楽をしたい、時間をかけたくないと考える一方、子どもの教育に力を入れている層に選ばれていることがわかりました。

これをもとにペルソナを設定し、顧客のニーズを反映させたレシピ本制作を実施することにより売り上げが3倍も伸びたのです。ターゲットに寄り添う形でレシピ本を製作したからこそ得られた結果だといえます。

関連記事:購買データの分析でヒット商品のさらなる価値向上を実現

 

ID-POSデータとは

一般的なPOSデータは商品を軸としてデータ収集・分析が可能であるのに対し、ID-POSデータは人を軸としてデータ収集・分析をすることができます。POSデータに顧客IDを紐付けたものがID-POSデータです。

例えば、CCCマーケティングでは、買い物をする際にTカードを提示した場合、そのTカードを利用した顧客情報に購買行動が紐づくため、人を軸としたマーケティング分析を行うことが可能です。(※)

ID-POSデータならではの強みといえるのが、通常のPOSデータでは「いつ・どこで・何を・どのくらい買ったか」はわかるものの、誰が買ったか、初めて購入するのか、リピートして買っているのか、買わなくなったとしたらいつからなのかといったことはわかりません。

ID-POSデータであればこれらの情報を収集することができるので、より具体的なターゲティングとターゲットに合わせたアプローチが可能になります。

POSデータ、ID-POSデータそれぞれでわかることの違いは以下の通りです。

ID-POSデータは、自社の弱みや強みを把握するのにも役立つデータです。
例えば、自宅近くに競合店があるにもかかわらず遠くに住んでいる方が買いにきてくれている場合、何らかの目的や魅力があると考えられます。どのようなものが買われていて評価されているのかを分析することにより、お店をより効果的にアピールできるでしょう。

一方、なぜか買ってもらえない商品がある場合、売り場や販売方法をどのように改善していけばいいのか考えるきっかけにもなります。

ID-POSデータではさまざまなことがわかりますが、お客さまが繰り返し購入している商品について理解することも重要です。必ず毎回購入してもらえる商品の場合、その商品を目的にお店に足を運んでもらっている可能性があります。そのため、需要のある商品は品切れしないように注意するなど取り組んでいくことが重要です。

このように、POSデータだけではわからないような情報がID-POSデータからは見ることができます。購入者の動向をより深く理解し、どうすべきか考えるのに役立ちます。

 

CCCマーケティングのID-POSデータのご紹介

POSデータやID-POSデータについてご紹介してきましたが、CCCマーケティングでは、より深くデータ分析をするのに活用可能な7,000万人規模のID-POSデータを保有しています。

実購買・行動データの具体的な数値を基にしながら、課題を解決に導くための分析とレポーティングを行うことができるのが大きな特徴です。さらに、そのライフスタイルデータから課題に対するソリューションを提供しています。CCCマーケティングで保有しているデータは以下です。

詳細な分析にはPOSデータやID-POSデータが役立つ購買情報をレシート単位で保有しているため、POSデータよりもさらに詳細な情報を用いたデータ分析が可能です。

今回は、マーケティングの分野で欠かせない情報を得るのに役立つPOSデータや、ID-POSデータについて解説しました。

マーケティングを成功させるためには、データに基づいた判断が必要になります。
POSデータで「いつ、どこで、何を、いくらで、どのくらい購入したか」を分析し、更にID-POSデータで「誰に」売れたのかを分析することにより、正確なターゲティングを行うことが可能です。

CCCマーケティングではID-POSデータを活用した分析ができるだけでなく、分析結果を基に、最適なソリューションの提供も行っていますので、POSデータを活用したマーケティングについて検討している企業のみなさまはぜひご気軽にご相談ください。

 

※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。

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